不確かさ

友達に、自分には妊娠する余裕がないし今後も持てるとは到底思えない、と何度も言われ、考えていた。多分それは逆で、余裕がないと妊娠したらいけないとあまり思ってないから踏み切ったのだろう。

f:id:miyuleilani:20251221073559j:image

ラブと昌子

f:id:miyuleilani:20251221073618j:image

色んな国の色んな友達が色んなタイミングで妊娠出産育児してるが、彼らの人生のどのタイミングであろうとこのイベントが追加されることで、基本的には予期せぬ変化を受容して適応、変化、することが求められていると思う。つまり必要なのはおそらく、今の人生における実際の余裕よりは、不確かさを今後の人生に追加する覚悟、ではないだろうか。

f:id:miyuleilani:20251221073634j:image

そんなことを考えていると、そもそも自分が、妊娠した方が今後が面白そうだなと思った理由が、不確かさが減ってつまらなくなっていたからなのだろうなとすら思う。

f:id:miyuleilani:20251221073644j:image

中学で芸能活動に足を突っ込んで、高校出てパントマイム劇団で1年働いて、全然知らないニューヨークに単身引っ越して、なんとなくアート商業の仕組みに飽きて色々特別感がなくなり、全然知らないブルキナファソに行って、途上国支援の歯車に入りたい場所が見つからず飽きて、全然知らない医学部受験にトライするという面白いイベントを見つけ、医学部自体はつまらなくて恋ばかりしていたけど医師業が未知だったので我慢して行って、今少し知った気になっているけどまだ医者をやろうと思っている。でも私にとってこの仕事を続ける生活にはあまりにも安定感がありすぎたんだと思う。

f:id:miyuleilani:20251221073652j:image

ドラとラブ

自分の性質の問題でしかないが、ある程度の不確かさと負荷がないと、つまらなくなって息切れする。だから妊娠して、イライラしたり具合悪くなったりしてることは、大きな視点で見れば望んだところそのものだ。不確かさが追加されることでたとえ何かが予定通りにいかなくても、予定すること自体をそもそも好まない私にはそれすらもプラスだ。少なくとも、今のリズムを貫いてやり切ろうとは思っていない。

f:id:miyuleilani:20251221073707j:image

行った国は40カ国程度で、地球だけでもまだまだ未知の世界があることは承知しているが、やはりどうしても、昔ほど異文化に触れることでワクワクしなくなった。だからって、アマゾンの奥地で生活するイゾラドのような文明から孤立する民族を訪ねて交流する無粋を侵すほどそれに興味も持てない。だからこれまでのようにとにかく興味に関連する国に引っ越して不確かさをプラスすることは今回は選ばなかった。まだ、医学にも医療にも飽きてもいないわけだし。

f:id:miyuleilani:20251221073717j:image

今まで選んできたどの生活で得たものも、自分の中には残っていると思う。明確に鮮明にそれを自覚するわけでもないけど、生きる場所を変えてきても、その中で捨てたものはあまりない。

f:id:miyuleilani:20251221073729j:image

今、突然の海外移住の気がないのは、犬がいるせいもあるのだけど、この犬を5年半前に家族にしてから今まで、犬といて良いと思うことしかない。そう思っていることも、子を産んで多少身動きが取りづらくなってもそれは大丈夫だろうなと思える後押しになっている。

f:id:miyuleilani:20251221073735j:image

うちに来た日のみすぼらしくて痩せてたラブ